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ウェルネス・コミュニケーションズ(366A)のIPOセカンダリー予想

 ウェルネス・コミュニケーションズ(366A)がIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

1 事業内容

 健康管理SaaS等を用いたヘルスデータプラットフォーム及びソリューション事業を行っています。


 健診ソリューション事業では、健康診断の各種工程(顧客と医療機関との契約締結や予約・精算代行・健康診断のデータ化等)を受託しワンストップでネットワーク健康診断サービスの提供を主に行う事業で、i-Wellnessという健康診断のソリューションプラットフォームを提供しており、健健康診断の予約・受信結果を確認することができるようです。
 

 健康管理クラウド事業は労働安全衛生法による安全配慮義務に対応すべく、長時間残業時の産業医が行う心身の状況把握や面接指導を行うための基データを一元管理・可視化できる機能を有したGrowbaseというSaaS型健康管理クラウドサービスを提供しています。

 ストック売上高比率は両事業の平均で94.7%であり、契約継続率は99.6%となっています。

 ストック型ビジネスモデルで契約継続率が高いので今後も安定的に成長していきそうです。

2決算情報

決算期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期(予想)
売上高 8,302 9,292 10,748 13,266 14,057 14,790
経常利益 542 657 811 955 1,102 1,213
当期純利益 371 442 560 680 776 855
売上前年比 11.92% 15.67% 23.43% 5.96% 5.21%
当期純利益前年比 19.14% 26.70% 21.43% 14.12% 10.18%

3 2026年3月期予想PERシュミレーションと配当金(1株 2480円~1.5倍)

2480円 2976円 3720円
PER 17.40倍 20.88倍 26.10倍
配当利回り(42.77円) 1.72% 1.44% 1.15%

  ※上場時発行済株式総数 5,998,200株  配当利回り 42.77円

4 類似企業の売上比較(前々期-前期、売上前期-今期)、純利益比較(前々年期-前期比、前期-今期比)、PER、配当利回り(R7.6.17時点)

売上前々年-前年 売上前年-今期 純利益前々年-前年 純利益前年-今期 予想PER 予想配当利回り
6078 バリューHR 17.97% 15.81% -18.45% 13.40% 48.98倍 1.62%
5619 マーソ -26.31% 0.00% -73.90% -75.25% 137.42倍 0.00%
366A ウェルネス・コミュニケーションズ 11.92% 15.67% 19.14% 26.70% 17.40倍 1.72%

※ウェルネス・コミュニケーションズ1株2480円の場合

5 セカンダリー予想

 

 テーマ性:人気があるテーマか(例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回りの比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

総合評価29/50(C評価)  

 ウェルネス・コミュニケーションズ(366A)は健康管理SaaS等を用いたヘルスデータプラットフォーム及びソリューション事業を展開しており、ストック売上高比率は両事業の平均で94.7%であり、契約継続率は99.6%と高水準で。今後の安定的な成長も見込まれる。健康予約システムを開発しているバリューHRよりもかなり割安であると思われる。また、人間ドックや健康診断の予約プラットフォームを展開しているマーソに比べて、売上増加率、利益増益率ともに安定的に高水準のため優位性があるのではないか。人気化すればバリューHRのPER水準まで上昇することもあり得ると思われる。

 上場後~3か月のレンジ予想 2,000円-7000円

↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期会社予想値を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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