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北里コーポレーション(368A)のIPOセカンダリー予想

 北里コーポレーション(368A)がIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日 2025年6月25日
ブックビルディング期間 2025年6月9日~6月13日
市場区分 プライム市場
仮条件 1300~1340
上場時発行済み株式数 40,000,000 株
時価総額(仮条件最高値想定) 約536億円
配当金額(今期予想) 41 円
会社HP https://www.kitazato.co.jp/ja/
業種分類 精密機器
幹事団 野村證券㈱
SMBC日興証券㈱

事業内容

 人工授精及び体外受精、細胞凍結保存、再生医療における生殖工学技術に特化し、不妊治療を行うため、製品を開発・製造し、日本、欧州、米国、中国、インド等の世界中のマーケットに自社製品を供給しています。

 今後、株式会社北里クライオバンクは生体細胞の受託管理などを取り組む目的として設立、事業を開始する予定となっています。

 一般的な不妊治療で使用する製品に比べて高度な専門性を必要とする製品を扱っており、1本1本を手作業で作製し、数mm又は数µm単位の差のカスタム製品の製造が可能な技術力を有しているそうで、製品のラインナップは以下の画像のとおりとなるようです。

 また、特に凍結分野における開発を世界で先駆けて行ってきたことから、同分野において世界各国で製品が使用されているようです。 

決算情報

決算期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期(予想)
売上高 9,348 10,080 10,302 10,602
経常利益 5,117 5,995 5,767 5,267
当期純利益 3,370 3,972 3,788 3,498
売上前年比 7.83% 2.20% 2.91%
当期純利益前年比 17.86% -4.63% -7.66%

2026年3月期予想PERシュミレーションと配当金

1340円 1608円 2010円
PER 15.32倍 18.39倍 22.98倍
配当利回り(41円) 3.06% 2.55% 2.04%

※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.6.22時点)

売上前々期 売上前期 売上今期(予想) 利益前々期 利益前期 利益今期(予想) 発行株式数 時価総額(今期予想)
268A リガクホールディングス 79,887 90,652 97,736 10,904 13,615 14,056 227,296,800 166,381
4595 ミズホメディー 10,989 11,429 11,565 3,774 3,773 3,231 19,051,200 28,672
368A 北里コーポレーション 10,080 10,302 10,602 3,972 3,788 3,498 40,000,000 53,600

  

※北里コーポレーション1株1340円の場合

セカンダリー予想

 

 テーマ性:人気があるテーマか(例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回りの比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

総合評価26/50(C評価)  

 北里コーポレーション(368A)は不妊治療に関わる精密機械の販売を行っています。類似企業として比較にあげたリガク・ホールディングスの株価の推移が軟調なのが気になるところ。

 ただ、同社の事業領域である不妊治療分野は、世界各国でのライフスタイルの変化や少子高齢化が進む中需要が増加しており、参入障壁が高い分野でもあります。比較的ニッチな分野であるとともに今後の市場拡大余地から類似企業と比べて高PERでも許容されるのではと思っています。

 上場後~3か月のレンジ予想 1,200円-2,010円

IPOセカンダリーは参戦しない予定です。毎年20%程度成長していたら参戦してみたかったです。

↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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