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レント(372A)のIPOセカンダリー予想

 レント(372A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日 2025年6月30日
ブックビルディング期間 2025年6月12日~6月18日
市場区分 スタンダード市場
仮条件 4270~4330
上場時発行済み株式数 3,759,400 株
時価総額(仮条件最高値想定) 約162億円
配当金額(今期予想) 180.00 円
会社HP https://www.rent.co.jp/
業種分類 サービス業
幹事団 みずほ証券(主幹事)
野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
静銀ティーエム証券
丸三証券
SBI証券
楽天証券

事業内容

 産業機械、建設機械及び産業車両等のレンタルを事業をしています。ダンプカー等大型機械に加え、集塵機等の環境商品、各種工具類、電設・測量機材、照明・保安機器、台車等の資材類、その他様々な小型機械器具に至るまで、

準広域大手レンタル会社としての事業規模を活かし、豊富なサイズ、種類、数量のレンタル資産を取り揃えているそうです。

 レントの特徴は2つあり、1つ目は顧客の構成で、建設業界に比べて機器のレンタル活用が進んでいない業界に対し、「所有するよりレンタルする」という発想の下、必要な時に、必要なだけ使用することができるレンタルのメリットを

提案し、精力的にレンタル市場の新規開拓に取り組んだ結果、2024年5月期で、建設業以外の顧客が57%を占めるまでに拡大しているようです。

 ちょっと話しは変わりますが、小泉進次郎農相が「コンバインのリース」について発言していました。収穫期が重なる等コンバインの使用がかぶるので、リースで台数を確保するのは難しい等問題はいろいろあるようです。

 2つ目の特徴としては、付加価値サービスの提供で、「バリューサプライズサービス」というレンタルに付随した様々なサービスを提供し、総合的に顧客の事業の効率化に寄与することができ、多数のレンタル会社から選ばれることに加え、単純な価格競争の回避、顧客との強固な関係構築に貢献しているようです。

決算情報

決算期 2023年5月期 2024年5月期 2025年5月期(予想)
売上高 40,650 43,690 48,840
経常利益 2,459 2,795 3,350
当期純利益 1,764 2,073 2,240
売上前年比 7.48% 11.79%
当期純利益前年比 17.52% 8.06%

2025年5月期予想PERシュミレーションと配当金

4330円 5196円 6495円
PER 7.27倍 8.72倍 10.90倍
配当利回り(180円) 4.16% 3.46% 2.77%

※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.6.23時点)

売上前々期 売上前期 売上今期(予想) 利益前々期 利益前期 利益今期(予想) 発行株式数 時価総額(今期予想)
8125 ワキタ 88,654 92,321 100,000 3,158 3,912 3,650 52,021,297 85,679
5009 富士興産 61,912 68,344 82,000 607 717 500 8,743,907 10,493
372A レント 40,650 43,690 48,840 1,764 2,073 2,240 3,759,400 16,278

  

売上前々年-前年 売上前年-今期 純利益前々年-前年 純利益前年-今期 予想PER 予想配当利回り
8125 ワキタ 4.14% 8.32% 23.88% -6.70% 23.47倍 6.07%
5009 富士興産 10.39% 19.98% 18.12% -30.26% 20.99倍 5.17%
372A レント 7.48% 11.79% 17.52% 8.06% 7.27倍 4.16%

※レント1株4330円の場合

セカンダリー予想

 

 テーマ性:人気があるテーマか(例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回りの比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

総合評価29/50(C評価)  

 5,200円程度までならセカンダリー参戦予定、6,000円を超えたあたりからは注意かなと思っています。

 新奇性は感じられませんが、株価設定が低く割安だと思います。配当利回りも高く、本決算も近いので来期予想がでてくれば面白い展開になるのではと思います。

 上場後~3か月のレンジ予想 4,500円-7,000円

 ↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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