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フラー(387A)のIPOセカンダリー予想

 フラー(387A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日 2025年7月24日
ブックビルディング期間 2025年7月7日~7月11日
市場区分 グロース 市場
仮条件 1,110~1,170
上場時発行済み株式数 1,695,520 株
時価総額(仮条件最高値想定) 約19億円
配当金額(今期予想) 0.00 円
会社HP https://www.fuller-inc.com/
業種分類 情報・通信業
幹事団 SBI証券(主幹事)
野村證券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
岡三にいがた証券
Jトラストグローバル証券
第四北越証券
東海東京証券
松井証券
マネックス証券
楽天証券

事業内容

 スマートフォンアプリに関する事業を行っており、「クライアントワーク」と「アプリ分析サービス」に2つに区分した売上構成となっています。

 「クライアントワーク」とは、スマートフォンアプリ開発等の業務を受託する事業で、事業開発コンサルティング、システム開発、UI/UXデザインを主な提供品目としており、

「アプリ分析サービス」は、スマートフォンアプリ市場における最新利用状況を集計・分析するサービスであり、「App Apeダッシュボード」「App Apeオーダーメイド分析」を提供しているそうです。

 フラーの特徴としては、エンジニア、デザイナー、データサイエンティスト、ディレクターからなるクリエイティブ人材を、顧客ごとに適切に配置し「ワンチーム」でソリューションの提供にあたり、

 顧客のニーズに応じて、事業開発、サービス企画、UI/UXデザイン、スマートフォンアプリ、Webフロントエンド、サーバーサイドの各アプリケーション開発・保守、クラウドサーバーの運用・監視、事業グロースの支援に至るまで、フラー内部のリソースを活用し、一気通貫のソリューションを提供するところにあるようです。

  ※有価証券届出書引用

 次期以降の事業成長に向けての取組みとして、2024年6月21日に、フラーと株式会社ヤプリ、株式会社電通グループ及びそのグループ企業との間で、資本業務提携を行っているそうです。今後の成長に期待が持てます。

決算情報

決算期 2021年6月期 2022年6月期 2023年6月期 2024年6月期 2025年6月期(予想)
売上高 1,004 1,245 1,507 1,517 2,006
経常利益 62 166 108 12 181
当期純利益 61 225 122 28 203
売上前年比 24.00% 21.04% 0.66% 32.23%
当期純利益前年比 268.85% -45.78% -77.05% 625.00%

2025年6月期予想PERシュミレーションと配当金

1170円 1404円 1755円
PER 9.77倍 11.73倍 14.66倍
配当利回り(0円) 0.00% 0.00% 0.00%

※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.7.11時点)

売上前々期 売上前期 売上今期(予想) 利益前々期 利益前期 利益今期(予想) 発行株式数 時価総額(今期予想)
ヤプリ 4,864 5,511 6,200 -74 748 830 12,971,900 10,572
スパイダープラス 3,194 4,072 5,300 -463 -771 35,331,200 17,383
フラー 1,507 1,517 2,006 122 28 203 1,695,520 1,984

売上前々年-前年 売上前年-今期 純利益前々年-前年 純利益前年-今期 予想PER 予想配当利回り
ヤプリ 13.30% 12.50% 10.96% 12.74倍 1.47%
スパイダープラス 27.49% 30.16% 66.52%

フラー 0.66% 32.23% -77.05% 625.00% 9.77倍

2025.6末時点 情報・通信業平均PER スタンダード 加重平均PER 488倍

※フラー1株1,170円の場合

セカンダリー予想

 

 テーマ性:人気があるテーマか(例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回りの比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

総合評価32/50(B評価)  

 売上・利益ともに増加傾向で株式会社電通グループとも資本業務提携しており、今後も成長が見込まれ期待が持てそうですが、IPO予想関連サイトでは初値が公募価格の3倍で初値がつきそうとの予想もあるので、高く寄ったらセカンダリーは入らない予定です。

 上場後~3か月のレンジ予想 1,500円-4,000円

 ↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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