ウリドキ(418A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOとIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。
基本情報
基本データ | |
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上場予定日 | 2025年10月7日 |
ブックビルディング期間 | 2025年9月18日~9月25日 |
市場区分 | 名証ネクスト市場 |
想定発行価格 | 1,100円 |
仮条件 | – |
上場時発行済み株式数 | 2,090,770 株 |
公募株数 | 30,000 株 |
売出株数 | 332,400 株 |
O.A分 | 50,000 株 |
オファリングレシオ | 20% |
時価総額(仮条件最高値想定) | 約 23億円 |
配当金額(今期予想) | – |
会社HP | https://uridoki.co.jp |
業種分類 | 情報・通信業 |
幹事団 | Jトラストグローバル証券(主幹事) SBI証券 楽天証券 岡三証券 マネックス証券 丸三証券 あかつき証券 |
事業内容
ウリドキはリユース商品を売りたい個人とリユース業者をマッチングするCtoBマッチングサービスの「ウリドキ」とメディアサービスの「ウリドキプラス」を軸にプラットフォームを展開しています。
事業系統図は以下のとおり。

※ 有価証券届出書引用
CtoBマッチングサービス「ウリドキ」では、モノを売りたい人が自由にサイト上で査定依頼を行うことができ、リユース業者は買取希望商品を選択し、サイト上の査定及びモノを売りたい人とのコミュニケーションを行うことができるマッチングサービスです。リユース業者にはリユースビジネスにおいて最も重要と考えられる「買取」の機会を提供しています。
「ウリドキプラス」は、リユースに関連した様々な記事を配信し、掲載記事には、買取マッチングサイト「ウリドキ」で査定依頼を行える商材をカバーし、買取のコツや話題の商品の買取、各リユース業者のキャンペーン等お得な買取情報を配信し、売却ニーズの高い潜在顧客の「ウリドキ」への流入を可能にしています。
また、行政等機関との連携も行っています。
売上としてはメディアサービスの方が大きく、2社への売上が71%あり依存度が高いようです。

※ 有価証券届出書引用
決算情報
前々期-前期比売上+79.58%、利益+39.13%、となっており、前期-今期中間比売上+16.56%、利益+73.44%ととなっており、今期はあと半分を残すところでもハイペースでの増収増益となっています。今期予想がでていないのが残念ですが、このぺースを維持した水準で増収増益が進むとかなり面白いことになりそうです。
決算期 | 2020年11月期 | 2021年11月期 | 2022年11月期 | 2023年11月期 | 2024年11月期 | 2025年11月期(中間実績) |
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売上高 | 100 | 100 | 179 | 333 | 598 | 697 |
経常利益 | -107 | -32 | -20 | 39 | 50 | 109 |
当期純利益 | -109 | -33 | -21 | 46 | 64 | 111 |
売上前年比 | – | 0.00% | – | – | 79.58% | 16.56% |
当期純利益前年比 | – | – | – | – | 39.13% | 73.44% |

※ 有価証券届出書引用
2025年11月期予想PERシュミレーションと配当金
中間利益での計算を行っています。
1100円 | 1375円 | 1650円 | |
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PER | 20.72倍 | 25.90倍 | 31.08倍 |
配当利回り(-円) | – | – | – |
※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。
類似企業の売上等比較(R7.9.4時点)
ウリドキは今期第2四半期の実績となっています。
<銘柄 | 売上前々期 | 売上前期 | 売上今期(予想) | 利益前々期 | 利益前期 | 利益今期(予想) | 発行株式数 | 時価総額 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オークネット | 43,303 | 55,910 | 62,000 | 4,368 | 4,485 | 5,100 | 49,526,400 | 94,001 |
コメ兵HLDGS | 119,459 | 158,994 | 200,000 | 5,025 | 4,777 | 4,600 | 11,257,000 | 35,516 |
ウリドキ | 333 | 598 | 697 | 46 | 64 | 111 | 2,090,770 | 2,300 |
銘柄 | 売上前々年-前年 | 売上前年-今期 | 純利益前々年-前年 | 純利益前年-今期 | 予想PER | 予想配当利回り |
---|---|---|---|---|---|---|
オークネット | 29.11% | 10.89% | 2.68% | 13.71% | 18.43倍 | 2.37% |
コメ兵HLDGS | 33.10% | 25.79% | -4.94% | -3.71% | 7.72倍 | 3.36% |
ウリドキ | 79.58% | 16.56% | 39.13% | 73.44% | – | – |
※ウリドキ1株1,100円の場合


IPO初値予想

テーマ性:人気があるテーマか
(例:AI関連や宇宙関連)
成長性 :営業収益、純利益の対前年度比
や市場成長性等
割安性 :類似企業とのPER及び配当利回り
の比較
新奇性 :新しい業種、業態か
主観 :筆者の直観
各10点満点
IPOの初値は公募価格より高くで寄り付きそうです。名証ネクスト市場ということで地方上場のため大きく値をつけそうではありませんが、高成長性から公募割れの可能性は低いと思います。
IPOセカンダリーの参戦スタンスと予想
IPO初値時のセカンダリー参戦予定
買い 2,000円以下
様子見 2,000円~3000円以下
見送り 3,001円以上
上場後~次期決算までのレンジ予想 1,100円-3,200円
リユースでのCtoBマッチング事業としては、初の上場案件となりそうです。売上収益の大半が2社に偏っていることは気になりますが、今後も高成長が続けばセカンダリーとしても面白い案件です。
時価総額が想定価格ベースで23億円と低く、20%以上の増収増益が続いており、半期の実績でPERが20倍程度と高いとは感じないので積極的にセカンダリーに参戦します。
地方上場案件なので、流動性が低いことが気になりますが、初値があがらなければ多く購入する予定です。
↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。
※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。
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