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サイプレス・ホールディングス(428A)のIPOとIPOセカンダリー予想

 サイプレス・ホールディングス(428A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日2025年10月8日
ブックビルディング期間9月24日~9月29日
市場区分スタンダード市場
想定発行価格780 円
仮条件
上場時発行済み株式数12,744,600 株
公募株数– 株
売出株数3,518,800 株
O.A分527,800 株
オファリングレシオ32%
時価総額(想定発行価格)約 99.4 億円
配当金額(今期予想)0 円
会社HPhttps://www.cypress-holdings.co.jp/
業種分類小売業
幹事団(委託幹事含む)大和証券(主幹事)
野村證券
SBI証券
マネックス証券
楽天証券
大和コネクト証券

事業内容

サイプレス・ホールディングスは、飲食事業並びにこれらに付帯する業務を行っています。

東京23区内を中心に東北から九州にかけ計36ブランド、126店舗の直営店舗(2025年8月末時点)を展開。

※ 有価証券届出書引用

「築地食堂源ちゃん」、「回転ずしABURI百貫」、「炭火焼鳥銀座惣菜店」を主力ブランドと位置づけて店舗開発を行っており、2020年初からのコロナ禍においても順調に店舗数を増加させているそうです。

新鮮な魚を提供できるように各市場から直送で店舗に仕入れる体制ができており、「築地食堂源ちゃん」やグルメ回転ずしブランド「ABURI百貫」では海鮮を主力ブランドとしているため、一定の仕入量を確保することによるスケールメリット等があり、

当連結会計年度の原価率は33.3%と同業他社対比でも遜色ない水準で高品質な商品をお客様へ提供することができているようです。

決算情報

前々期-前期比売上16.3%増、当期純利益-2.9%、前期-今期予想比売上9.5%、当期純利益142.6%となっています。

2024年8月末全体の店舗数119店で2025年8月末新規出店9店、全体の店舗数126店で徐々に出店数を増やしており増加傾向ですが、急激に伸びているというわけではないようです。

(単位:百万円)

決算期2025年8月期(予想)2024.82023.8
売上高11,23410,2568,817
営業利益734444336
当期純利益410169174
売上前年比9.5%16.3%
当期純利益前年比142.6%-2.9%

※ 有価証券届出書引用

2025年9月期第3四半期累計期間実績で当期予想に対し、売上高72.61%、経常利益67.30%、当期純利益64.39%となっていますので、通期予想が達成できるか注視したほうがよさそうです。

(単位:百万円)

スクロールできます
決算期2025.8         第3四半期累計 (実績)2025.8(予想)進捗率1期分×3 通期見込み(参考)
売上高
8,157
11,234
72.61%
0.97
営業利益
494
734
67.30%
0.90
当期純利益
264
410
64.39%
0.86

2025年月8期予想PERシュミレーションと配当金

780円975円1170円
PER24.25倍30.31倍36.37倍
配当利回り


※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.9.22時点)

(単位:百万円)

単位
(百万円)
光フードサービス
INGS
サイプレスHD
売上前々期2,2255,2618,817
売上前期2,5666,41810,256
売上今期(予想) 2,9077,89611,234
利益前々期20168174
利益前期100285169
利益今期(予想)106301410
発行株式数992,0002,517,90012,744,600
時価総額 2,3987,8569,941
光フードサービスINGサイプレスHD
売上前々年-前年15.33%21.99%16.32%
売上前年-今期13.29%23.03%9.54%
純利益前々年-前年 -50.25%319.12%-2.87%
純利益前年-今期 6.00%5.61%142.60%
予想PER 22.62倍26.10倍24.25倍
予想配当利回り 1.65%

※サイプレスHD1株780円の場合
※2025.8 小売業平均PER スタンダード 単純PER21.1倍 加重PER28.0倍

IPO初値予想

 

総合評価26/50(C評価)  

 IPOの初値は公募価格付近で寄り付きそうです。

 テーマ性:人気があるテーマか
      (例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比
      や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回り
      の比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

IPOセカンダリーの参戦スタンスと予想

IPO初値時のセカンダリー参戦予定
買い  -
様子見 -
見送る予定

上場後~次期決算までのレンジ予想 630円-900円

想定価格時のPER24.25倍となり同業他社と比較しても割安感が感じられません。業績は安定的に推移していますが配当もないためセカンダリーは見送る予定です。

 ↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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