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テクセンドフォトマスク(429A)のIPOとIPOセカンダリー予想

 テクセンドフォトマスク(429A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日2025年10月16日
ブックビルディング期間9月30日~10月6日
市場区分プライム市場
想定発行価格
想定仮条件2,670円~3,110円
上場時発行済み株式数99,291,220 株
公募株数7,000,000 株
売出株数32,611,000 株
O.A分5,941,600 株
オファリングレシオ46%
時価総額(想定発行価格)約 3,088 億円
配当金額(今期予想) 54.39 円
会社HPhttps://www.photomask.com/
業種分類その他製品
幹事団(委託幹事含む)SMBC日興証券(共同主幹事)
野村證券(共同主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
モルガン・スタンレーMUFG証券
BofA証券
みずほ証券
大和証券
SBI証券
マネックス証券
松井証券
岡三証券
岩井コスモ証券
大和コネクト証券
三菱UFJeスマート証券

事業内容

テクセンドフォトマスクは、半導体用フォトマスクの製造・販売を行う企業です。。

日本に本社を構え、世界各地に広がる顧客サービスネットワークと、主要な地域にある8つの製造拠点を活用し、業界最先端の技術開発力で、外販フォトマスクのリーディングカンパニーとなっているようです。

フォトマスクとは、表面の遮光膜にごく微細な回路パターンをエッジングした透明なガラス板で、回路をシリコンウェハに焼きつける際に用いられる原版とのこと。半導体製造の前工程において必要不可欠な役割を担っているそうです。

※ 有価証券届出書引用

テクセンドフォトマスクの強みは業界のテクノロジーリーダーであるIBM、 及びimecそれぞれと開発パートナーシップ締結しており、 協働で最先端フォトマスクの開発を推進しているところや全世界8拠点の工場にて、幅広いノードを網羅的に生産可能であり、顧客の多様な需要に対応できるところだそうです。

決算情報

前々期-前期比売上10.2%増、当期純利益-38.2%、前期-今期予想比売上6.2%、当期純利益89.8%となっています。

(単位:百万円)

決算期2026年3月期(予想)2025.32024.3
売上高126,291117,974107,086
営業利益25,50028,19919,827
当期純利益18,8789,94516,105
売上前年比6.2%10.2%
当期純利益前年比89.8%-38.2%

※ 有価証券届出書引用

(単位:百万円)

スクロールできます
決算期2026.3         第3四半期累計 (実績)2026.3(予想)進捗率1期分×4 通期見込み(参考)
売上高
30,076
125.291
24.00%
0.96
営業利益
5,875
25,500
23.04%
0.92
当期純利益
5,475
18,878
29.00%
1.16

2026年3月期予想PERシュミレーションと配当金

3,110円3,890円4,660円
PER16.36倍20.46倍24.51倍
配当利回り1.75%
1.40%
1.17%

※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.9.25時点)

(単位:百万円)

単位
(百万円)
大日本印刷
日本フィルコン
テクセンド
売上前々期1,424,82227,986107,086
売上前期1,457,60928,639117,974
売上今期(予想) 1,500,00028,000125,291
利益前々期110,9291,27016,105
利益前期110,6826229,945
利益今期(予想)90,00055018,878
発行株式数524,480,69222,167,21199,291,220
時価総額 1,333,49212,613308,796
大日本印刷日本フィルコンテクセンド
売上前々年-前年2.30%2.33%10.17%
売上前年-今期2.91%-2.23%6.20%
純利益前々年-前年 -0.22%-51.02%-38.25%
純利益前年-今期 -18.69%-11.58%89.82%
予想PER 14.82倍22.93倍16.36倍
予想配当利回り 1.57%4.92%1.75%

※テクセンドフォトマスク1株3,110円の場合
※2025.8 その他製品平均PER プライム 単純PER倍 加重PER32.8倍

IPO初値予想

 

総合評価25/50(C評価)  

 IPOの初値は公募価格付近で寄り付きそうです。

 テーマ性:人気があるテーマか
      (例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比
      や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回り
      の比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

IPOセカンダリーの参戦スタンスと予想

IPO初値時のセカンダリー参戦予定
買い  -
様子見 -
見送る予定

上場後~次期決算までのレンジ予想 3,000円-3,600円

プライムへの直接上場となっており、外販フォトマスクのシェアNO1のため期待できそうですが、同業他社と比較しても価格は妥当なところにあるように感じます。IPOには参加する予定ですがセカンダリーは見送る予定です。。

 ↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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