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山忠(391a)のipoセカンダリー予想

 山忠(391A)のIPO(新規上場)承認が発表されましたのでIPOセカンダリーについて、予想していきたいと思います。

基本情報

基本データ
上場予定日 2025年7月29日
ブックビルディング期間 2025年7月11日~7月17日
市場区分 名古屋証券取引所 メイン市場
仮条件 2,520~2,600
上場時発行済み株式数 1,236,000 株
時価総額(仮条件最高値想定) 約32億円
配当金額(今期予想) 78.00 円
会社HP https://www.yamachuu.co.jp
業種分類 不動産業
幹事団 アイザワ証券
SBI証券
SMBC日興証券
東海東京証券
岡三証券
安藤証券
楽天証券
松井証券
岩井コスモ証券
水戸証券
丸三証券
マネックス証券
極東証券
あかつき証券

事業内容

 愛知県を中心にその周辺地域において不動産に関わる事業を展開しています。1 開発セグメント、2 ストックセグメント、3 ホテルセグメントの3分類に分かれるようです。

1 開発セグメントでは、さらにインベスメント事業とソリューション事業に分かれており、主な事業内容は以下のとおり。

〇 インベストメント事業
 不動産業者や一般個人から土地を仕入れ、1Kタイプの都市型分譲マンション(ブランド名:パルティール、プロ  グレッソ)の企画・開発を行っており、不動産業者に山忠から販売し、購入した不動産業者がそれぞれの顧客に販売するスキームとなっています。

 また、都市型商業ビル(ブランド名:アストラーレ)の企画・開発、販売も行っています。都市型分譲マンション及び都市型商業ビルの設計監理・建設工事等については、設計会社や建設会社などに外注しています。

〇 ソリューション事業
 都市型分譲マンションの企画・開発、販売、宅地分譲の企画・開発、販売、不動産買取販売・売買仲介を行っています。

2 ストックセグメントでは、マネジメント事業及びレンタル事業の2事業にて構成されており主な内容は以下のとおり。

〇 マネジメント事業
 プロパティマネジメント(不動産管理業務)、ビルメンテナンス、不動産賃貸、修繕・原状回復工事・リフォームを行っています。

〇 レンタル事業
 貸会議室、レンタルオフィスを運営しています。

3 ホテルセグメント
ホテルセグメントは、ビジネスホテル運営に関する事業を行っています。
 

  ※有価証券届出書引用

決算情報

決算期 2021年4月期 2022年4月期 2023年4月期 2024年4月期 2025年4月期 2026年4月期(予想)
売上高 3,199 4,570 4,458 5,532 5,438 5,609
経常利益 157 658 399 689 611 611
当期純利益 120 261 267 458 817 463
売上前年比 42.86% -2.45% 24.09% -1.70% 3.14%
当期純利益前年比 117.50% 2.30% 71.54% 78.38% -43.33%

2026年4月期予想PERシュミレーションと配当金

2600円 3120円 3900円
PER 6.94倍 8.33倍 10.41倍
配当利回り(78.00円) 3.00% 2.50% 2.00%

※ 本サイトで表示しているPERの計算の基となるEPSの計算は、割安性の目安として現在の株式数(自己株式数含む)で算出しています。会計基準上のEPS(期中平均株式ベース、自己株式数を含まない)とは異なる点にご注意ください。

類似企業の売上等比較(R7.7.18時点)

売上前々期 売上前期 売上今期(予想) 利益前々期 利益前期 利益今期(予想) 発行株式数 時価総額(今期予想)
ヤマイチエステート(2984) 20,083 20,909 17,610 1,255 682 130 8,544,400 5,742
長栄(2993) 9,368 10,018 10,492 1,256 2,067 925 4,473,400 9,054
山忠(391A) 5,532 5,438 5,609 458 817 463 1,236,000 3,214

売上前々年-前年 売上前年-今期 純利益前々年-前年 純利益前年-今期 予想PER 予想配当利回り
ヤマイチエステート(2984) 4.11% -15.78% -45.66% -80.94% 44.17倍 4.46%
長栄(2993) 6.94% 4.73% 64.57% -55.25% 9.79倍 4.94%
山忠(391A) -1.70% 3.14% 78.38% -43.33% 6.94倍 3.00%


※山忠1株2,600円の場合

セカンダリー予想

 

 テーマ性:人気があるテーマか(例:AI関連や宇宙関連)
 成長性 :営業収益、純利益の対前年度比や市場成長性等
 割安性 :類似企業とのPER及び配当利回りの比較
 新奇性 :新しい業種、業態か
 主観  :筆者の直観
 各10点満点

総合評価19/50(D評価)  

 セカンダリーは参戦しない予想です。

 類似比較企業でPERを比べると割安に見えますが、ヤマウチエステートの情報を四季報で確認すると2027.3期当期利益予想が大きく戻る予想となっており、山忠の株価は特別割安には見えません。また、不動産業で目新しさを感じず、地方上場ということで人気化することはないのではと思っています。

 今回比較対象としたヤマイチエステートについて、過去に3Dプリンター住宅のセレンディクスと業務提携したとの発表をしており、3Dプリンター住宅を購入してみたいと思っている私にとっては面白そうだと感じています。

 上場後~3か月のレンジ予想 2,000円-3,000円

 ↓株価がいくらになったらPERかを表示できるようにしています。購入金額の目安としてご利用ください。
※ EPSは今期予想値(今期会社予想純利益を基に独自算出)を入れています。





※本記事はあくまで情報提供を目的としており、投資を推奨するものではありません。ご判断は自己責任でお願いします。

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この記事を書いた人

シュセン堂
2018年、子どもの教育資金や将来の資産形成への不安から株式投資をスタート。2020年には信用取引に挑戦し、-50万円の損失を経験。勝率を上げるためIPO投資に注目し、以降はIPOセカンダリーやバイオベンチャーを中心に投資を続ける。個別株デイトレや集中投資した銘柄のワラント等で大損を経験しながら、試行錯誤の末、2025年5月末時点で累計+650万円の黒字に到達。現在は、利益の出やすさを実感したIPOセカンダリー投資を軸に、資産運用やお金と絡めた日常のあれこれをゆる~く発信中。

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